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大人になっても太りやすい

「脂肪」とは脂肪細胞の塊なのですが、肥満の場合には、この脂肪細胞の塊が大きくなっています。
大きくなっている状態を詳しく分類すると、

1.脂肪細胞1つ1つの脂肪の量が増えて大きくなっている場合
2.脂肪細胞の数が増えている場合
3.2つの状態が混在している場合

に分けられます。
最近の研究で、脂肪細胞の数と大きさが、どの時期に、どのような状態で体に存在しているかによって、肥満の程度に相当な影響が出ることがわかっています。


・乳幼児期(~2歳まで)
脂肪細胞の数の増加が一番多くなる時期です。脂肪細胞は、大きさに変動はあっても、一度数が増えると減ることはありません。ですから、この時期には肥満は脂肪細胞増殖型肥満になりやすく、減量を行って細胞を小さくしたとしても、後々肥満を再発する可能性はずっと残ることになります。肥満の程度としては、中~高程度の肥満が表れやすいです。

・2歳~思春期前まで
この時期は、脂肪細胞の数の増加が徐々におさまってくる代わりに、細胞の大きさが膨らみ始める混合現象が現れます。これを脂肪細胞増殖・肥大混合型肥満といいます。この時期に肥満になると、数と大きさのダブルパンチで肥満の程度が高度になり、治療が非常に困難になります。

・思春期以降
脂肪細胞の増殖がおさまり、細胞の大きさが膨らむ脂肪細胞肥大型肥満になります。この時期、このタイプの肥満だと、肥満の程度が高度になりすぎるということはあまりありません。


以上のことから、乳幼児期や学童期に肥満になると、痩せにくい、痩せてもリバウンドしやすい体質になってしまうということがわかります。子供の頃から肥満を予防する生活を送ることが大切です。

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