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子供の肥満の判定方法

肥満とは“体脂肪が過剰に蓄積されている状態”ですから、見た目で太っているかどうかを判断するだけでなく、実際に体脂肪がどのくらいあるかを測定する必要があります。しかし、体の中には臓器や筋肉、血など様々な構成要素があり、脂肪の量だけを正確に測定するのは大変困難です。また、成長過程における子供の適正な脂肪の量を決めるのも難しいとされています。

実際には身長と体重の値から肥満を判定するのですが、特に子供の肥満では成長段階別に判定方法が用意されています。

乳幼児期  …カウプ指数
学童期   …肥満度、ローレル指数
思春期以降 …BMI

各判定方法の具体的な評価方法については、別項(「チェックしてみよう(計算式)」で詳しく説明していますので参照してください。これらはすべて、身長と体重を計算式にあてはめて評価する方法です。

計算ではなく、器具などを使い体を実測して判定する方法もあります。

皮脂厚 … 上腕の後ろ側や背中の肩甲骨のあたりの皮(肉)を器具でつまみ、皮下脂肪の厚さを測る方法です。肥満の初期段階において、体重は標準の範囲内であっても体脂肪率が高くなると皮脂厚が異常に大きくなるので肥満の傾向が把握できます。

腹囲 … へその位置で腹まわりを測定する方法で、内臓脂肪の多さを判定することができます。おおむね80センチを上回ると危険とされています。

CTスキャン … 腹腔内脂肪を測定します。正確な内臓脂肪型肥満の判定には、可能であればこのような医学的診断を用いることが望ましいです。

身長と体重だけで肥満を判定しようとすると、筋肉が多い人の測定が難しくなります。肥満はあくまでの“体脂肪”の判定であり、体重を減らすのも体脂肪を減らすことが目的です。ですから、そのような体質の人は、器具や科学的な方法で測定する方法を併用することが有用です。
ただし、子供が筋肉だけで肥満と判定されるケースは稀といわれています。

その他の代表的なものとして、母子手帳などに記載されている「成長曲線」があります。これは、グラフの幅の中に身長と体重が入っているかによって肥満を判定することができます。

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